∴ あんまり真似すんなっ！

先週．
日本時間で金曜日未明（アメリカ時間だと木曜日）に終了したアメリカ株式市場の爆下げを受けて，金曜日の世界の株式市場は爆下げ．翌日，日本時間で土曜日未明（アメリカ時間だと金曜日）の市場はFRBの緊急利下げ発表によって爆騰げ．でもってそれを受けて今週月曜日の香港市場も爆騰げ．

この記事を書いている今現在の時刻が3:30AMなのですが，アメリカは爆騰げの反動もあるようでジリ下げを睨みつつチョイ下げ中．．．
ってことは，たぶん香港もジリ下げかチョイ下げか．．．
さらに明日のアメリカが今日の動きを反省してチョイ騰げなら，香港もチョイ騰げ？
あ～もう～イライラするっっっ！

いずれにしても，先週末の為替の激動を受けて，H株指数も私が無責任に提示した（でもまめっちさんはちゃんと考察なさった結果でしたけど）10,800ポイントを一瞬ですが大きく下回りましたね．さすがに激動しすぎだということで，最終的には11,000ポイントで終わりましたけど．
むしろ怖いのは今週ではないでしょうか．
今回の世界株安，爆下げなら「アメリカがそうでも，いくらなんでもウチの国は」という心理的な部分もあって反射的に抵抗線までいったんは戻しやすいんでしょうが，アメリカや世界がジリジリ下がるのなら，「なんかわからんけどジリジリとお付き合い」という展開になりそうで，それがイヤなんですよね．FRBの今回の緊急措置は，今後のアメリカ経済をゴールデンコースに乗せるような抜本的改善を含んでいる性格のモノではないですから．

今回FRBが引き下げたのは，FRBが民間金融機関に資金を貸し出す時に適用される金利の方ですが，先週の金曜日のアメリカ市場を見る限りだと，一時的に効果があったようですね．ただし“金利引き下げ幅0.5%”という数字が問題ではなく，いわゆるアナウンス効果という面が大きい模様ですが，今回のポイントは金利引き下げにあるのではなくて，「NY連銀の貸し出し供与期間を最長30日に延長します」の方らしいです．

連銀から資金を短期目的で借り入れても“30日間は借りたままでOK！”を保証してくれますので，借り手の銀行も短期での収益を安心して拾えるという構図ですね．
しかしこれは，今のアメリカ金融市場では短期（例えば1週間とか）で借りることができる（貸すことができる）資金さえ，信用収縮によって容易には出てこないということの裏返しですので，現時点のままで進むとアメリカ金融市場はやっぱり先行きがやや暗いのかなあと感じます．
．．．という私の連想って，間違ってますか？経済がヨクワカラナイヨ状態なので，詳しい方はおかしな部分を指摘してくださいませ．(^-^;;)

さ～てと．
先週末に手当てしたわずかばかりの現金で，どのタイミングで何の銘柄を買おうかなあと，ただいま思案中です．

とにかく，香港市場がアメリカの動きにお付き合いすることに飽きて欲しい今日この頃の私です．でももう一つのポイントである為替については，香港（中国）だけのチカラではどうしようもないからなあ．．．(-_-;;)