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中国株の動きにつながるかもしれない産業技術(テクノロジー)・動向の中で個人的に気になるニュース&世間で流行中の財テク(この言葉自体は死語ですな)&旅行中のテクテクを素材にします
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耳が酸っぱくなるほど最近頻出しているので,お茶の間のちびっ子にもすっかりおなじみになった感のあるサブプライムローン問題ですが,難しすぎて私にはわかりません.

え~っと,サブプライムローンという仕組みについては,いろいろと詳しい方のブログや他の資料などをあれこれとそれなりに読んだので,脳ミソのシワがちょっと足りない私でも,とりあえずなんとなく分かったようなつもりになっています.(^-^;;)
私がわからないのは,サブプライムローン問題が問題になったときの,その影響の大きさです.問題がサブプライムローンだけに狭く限定されれば,まあ景気を大きく崩さずに収められますよね.でもそうでないならば,ちと困ります.不動産の価値や実際の価格が下がっていくと,含み益が消えてしまうのは勿論ですが含み損になってしまうケースも出てくるのでしょうから,消費者への心理的な影響だけでなくて,実際の消費行動にも大きく影響するでしょう.そうなってくると景気が腰折れでむむむ...って感じですよね.ね??ね?ね?
...違ってますか?(^-^;;)

そうなった場合に,やがてアメリカにやってくることになるかもしれない景気低迷の具合って,どの程度になるのか私には皆目わかりません.「景気がイマイチ」の期間も問題ですよね.

1998年に起こったロシア危機に端を発したLTCM破綻の時にはダウは19%下落して,その後ダウが回復するまで4ヶ月掛かったそうです.でもこの時は,アメリカ自国の出来事が問題のきっかけではないですからねえ...
2005年にローンを開始した利用者の金利が当初金利からUPするのが今年からですが,2006年には前年比でサブプライムローンの利用が大きく伸びているようですので,2006年のローン開始の増大と今年,2007年の抑制までの間の利用者が主として問題となります.
ということは,大きく引っ張ったとしても最長で2009年~2010年までと見ればいいのか?
FRBのおじさんがコメントした「金融機関に発生しそうな損失額の最大見積額」が意外と大きいので,当局がそのうち何らかの手を打つ可能性もありますね.

例えばFRBのおじさんが「利下げしようかなあ」とかいう雰囲気を漂わせていますが,利下げもこの「何らかの手」の1つになり得ますよね.
(いまはインフレリスクを睨んだ発言に終始しているようですけど)
でも利下げすると確かにサブプライムローンについては効き目があるのでしょうが,大局的に見ると,実は事態をややこしくするかもしれませんねえ.少なくとも現在はドルが最弱通貨になってますし.
住宅問題以外の経済指標などは,アメリカ経済の底堅さを表していると解釈しても無理がないらしいし...

あ~難しいなあ.私には難しくてヨクワカラナイヨ!(^-^;;)


H株指数と香港ドル/円のレートを2005年11月からグラフにしてみました.
データが2005年の11月から始まるのはそこが私が中国株を始めた時期だからでして,これ以前は自前データの持ち合わせがございません.(-_-;;)

まめっちさんも8月2日のエントリーでしっかりデータをお示しですので(こちらから勝手にTBさせていただきましたけど...),みなさんはそちらを参照なさる方がよろしいかと思います.



2006年6月に起きた世界同時株安と2007年3月初めに起きた世界同時株安の下落ですが,グラフで見ると両者の様子は少し違うことがわかります.2007年3月初めの方は為替レートとH株の下落はどちらも非常に短い時間にドカッと下げて,しかも下げ&上げのタイミングも2つがピッタリ一致していますね.この2007年3月初めの世界同時株安ですが,「この暴落のきっかけは上海市場だ」と世界から言われて責められた中国が
「冗談言ってもらっちゃこまるヨ!ホントの原因は日本の利上げじゃないか!ヘンなタイミングでオマエのところが利上げするから,円キャリートレードで海外投資家が調達していた資金を一時的に引き上げちゃったんだヨ!このバカチンが!」
と反論しました.上海市場の取引規模で世界がおかしくなっちゃうはずもないので,この反論は理に適っておりますし,香港市場で見られたこの為替と指数の「ピッタリ一致」は円の巻き戻しが主因となった場合の特徴なのでしょうかね.

今回の暴落(まだ「急落」と言った方がいいかもしれませんけど)が2006年6月パターンなのか2007年3月パターンなのか私にはまだ判断できませんが,為替の動きが大きなポイントになるのではないかと考えております.ここでは香港ドル/円ですが,もちろんドル/円が一番わかりやすいでしょう.

最後にH株指数はどれくらいまで下がるか,無責任に予想してみます.
為替(香港ドル/円レート)が8月6日につけた1HKD=14.96円程度を今回の底とするなら,2006年6月と2007年3月のH株指数と為替の下落率からの比例計算を元にして,H株指数は11,300ポイントあたりが底.
さらに下がって1HKD=14.6HKDまたはそれを少し切る程度まで行くようなら,H株指数は最高値の-20%である10,800ポイントまで下落.
いずれにしても,7月下旬の絶好調!水準まで回復するのは年内いっぱい掛かるのではないでしょうか.

ん?
「粉ふき芋」になんとなく似ている日銀の福井総裁が「また金利上げようかなあ」とか考えているみたいですが,このタイミングで日本が利上げすると,もしかしたら,ただ今ダダスベリ中!のNYSEを含めた株式市場の資金調達とか為替とか,そういう「まだかさぶたも出来てないので触れちゃダメ!」というややこしいところに影響が出るのかなあ...

あ~難しいなあ.やっぱりヨクワカラナイヨ!(^-^;;)
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株と為替の関連チャートが非常に参考になります。すごく詳しく分析されているので思わずダブルコメントさせていただきました。為替の方は14.96が底になるかどうかですが、乱高下しているので方向性がいまいちはっきりしない、という感じです。早くわかりやすい相場に戻って欲しいですね。
まめっち 2007/08/08 22:41 *edit
Re:ありがとうございます.(*^-^*)
まめっちさん,ダブルでコメントありがとうございます!

>株と為替の関連チャートが非常に参考になります。すごく詳しく分析されているので思わずダブルコメントさせていただきました。為替の方は14.96が底になるかどうかですが、乱高下しているので方向性がいまいちはっきりしない、という感じです。早くわかりやすい相場に戻って欲しいですね。

HKD/円の為替レートH株指数と一緒に,自分でとりあえず毎日の分を記録するようにしていますので,上値・下値は省略していますが,トレンドグラフだけは作れるようになっています.

為替の動きを予想することは難しいと言われてるのに,これだけ方向感がない相場だと,どうしようもないですよねえ...(^-^;;)
せめて株式市場がある程度落ち着けるような為替相場になってほしいです.
hwasaeng 2007/08/10 00:32
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